2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧

弔辞

友が亡くなった。まさに晴天の霹靂。癌とたたかっていた事、それも再発であった事すら知らなかった。通夜に参列しホテルに戻ってから、友とのいろいろな思い出がどっと押し寄せ、気づけば朝の4時過ぎ。ホテルに備えてある便箋に友におくる言葉を書き連ねる。…

村田光江第一歌集『記憶の風景』

千葉県鎌ケ谷市のカルチャー教室でともに学んでいる。かって、編集者として携わっておられた雑誌『教育』のなかからのニ編のエッセイもあり、〈私のうけた戦後教育ー混乱と模索の時代〉等、なかなか読み応えのある御歌集。 楽章と楽章の間に聴衆らみなしわぶ…

篠原節子第2歌集『雨のオカリナ』

これからも全身全霊短歌に精進していきたいという、作者。第一歌集『百年の雪』から三年にして、たちまちの御出版である。 少し勝ち少しは負けて今日は雨、耳あかるます君のオカリナ とどめ得る若さなどなく手のさびしレモンをひとつゆつくりかじる 同じ時を…